知人に薦められて「ゴールデンカムイ」という漫画を読んでます。
ざっくり説明すると、隠された金塊を求めて元陸軍兵の杉元がアイヌの少女と旅をする話なんだけど、杉元をはじめとして超人みたいな男がたくさん登場するんです。
その中の一人、脱獄王の白石由竹(しらいしよしたけ)。
ん?脱獄王??
これってもしかして…
そうです。
実在した昭和の脱獄王・白鳥由栄(しらとりよしえ)がモデルのキャラだったんです。
みなさん白鳥由栄を知ってますか?
というか脱獄って悪いことだけど、ワクワクしませんか?
脱獄王・白鳥由栄
強盗殺人として投獄された白鳥由栄、無罪を主張し刑務所内の劣悪な環境に抗議するべく脱獄を繰り返す…
今からもう25年くらい前に白鳥由栄を特集したテレビ番組で彼の存在を知りました。
ウィキペディア情報ですが彼の特殊能力をご覧ください。
・身体の関節を簡単に外すことができる特異体質を持っていたとされ、頭が入るスペースさえあれば、全身の関節を脱臼させて、容易に抜け出したという。
・健脚であり、1日に120kmもの距離を走ることができた。
・網走刑務所では手錠の鎖を引きちぎるという怪力ぶりも見せており、その結果再収監後は重さ20kgもの特製の手錠を後ろ手に掛けられることとなった。また、地中深く突き立てられた煙突の支柱を素手で引き抜き、40歳を過ぎてなお、米俵を両手に持って手を水平にすることができるなど、その怪力ぶりは群を抜いていたとされる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
漫画やん。漫画ですやん?
オリンピック選手並みですやん。
そりゃ漫画のモデルになるって話ですよ!
そして白鳥はただの怪力バカではなく、頭もいいんです。
手錠に味噌汁を吹きかけて塩分で鉄を錆びさせて脱獄するという離業もやってのけます。
金属片でノコギリも作っちゃいます。
白鳥は服役中に4回も脱獄を決行しました。
脱獄って悪いことだけど、正直ワクワクしてしまいます。
不可能を可能にする彼の超人っぷりに憧れさえ抱いてしまいます。
“脱獄”を取り上げた作品
そんなワクワクする脱獄を取り上げた作品、たくさんあると思いますが個人的に思いつくのがこの漫画…
『20世紀少年』
浦沢直樹先生の名作漫画です。
脱獄がメインテーマではありませんが、ショーグンという異名を持つオッチョが漫画家のタマゴである角田と脱獄を試みるんです。
旧ブログにも書きましたがここでのやりとりがかっこいい!
関節を外す描写もあるから白鳥由栄の影響を受けていると思います。
そしてオッチョが結末を語らず、「映画を観るんだ。ここから脱走して」と諭した映画が…
『大脱走』
ずいぶん古い映画です。
結末はどうなるか…実際に映画をご覧ください。
てか自分も内容を忘れました…
また見直したいと思います。
そして白鳥由栄を題材にした小説もあるようです。
『脱獄王 白鳥由栄の証言』と『破獄』
このブログを書いている時に知りました。
『破獄』を書いてる吉村昭さんの『漂流』というノンフィクション小説がすごく良かったのでこれは読んでみたいです!
終わりに
そんなわけで、白鳥由栄を紹介したいのか脱獄に関する作品を紹介したいのかよくわからん記事になりましたが
共感してくれる方は紹介した作品もチェックしてみてくださいね〜