2019年1月16日より「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」にて名作『リンクの冒険』が追加配信されました!
『リンクの冒険』は難易度が高めの横スクロールアクションゲームで、個人的に思い入れの強い最も好きなアクションゲームのひとつです。
今回はこのタイミングで『リンクの冒険』について語らせてもらおうと思います!
目次
『リンクの冒険』とは?
『リンクの冒険』は初代「ゼルダの伝説」が発売された翌年の1987年にファミコン ディスクシステムから発売されたアクションアドベンチャーゲームです。
「ゼルダの伝説」の正当な続編であり「外伝」的な位置付けの『リンクの冒険』は他のゼルダシリーズには見られない横スクロールの2Dアクションが特徴的!まさに異色!
(画像掲載元:レトロゲーム研究室 -Retro Game Laboratory-)
ストーリーは以下、ウィキペディアより引用!
少年リンクの活躍により魔王ガノンが倒され、ハイラル王国の秘宝「力のトライフォース」と「知恵のトライフォース」は王家の手に戻った。しかし、依然としてガノンの影響は消えず、残党たちがガノン復活に必要となるリンクの血を求め各地で暴れ回っていた。
王国が荒廃を続ける中、復興に尽力していたリンクは16歳の誕生日を迎えた。すると、リンクの左手の甲にトライフォースの紋章のような痣が浮かび上がった。その痣を見た王国のゼルダ姫の乳母インパがリンクを北の城の一室に連れて行くと、そこには一人の女性が横たわっていた。インパはその女性「初代ゼルダ姫」の伝説について語り始めた。
初代ゼルダ姫は、亡き父王よりトライフォースの秘密を伝えられていた。その秘密を聞き出そうと兄王子が問い詰めるも姫は口を閉ざし続け、耐えかねた側近の魔術師が魔法をかけたことで、姫は決して覚めぬ眠りに落ちてしまった。過ちに気付いた兄王子は、後世に遺す戒めとして代々の王女にゼルダと名付けるよう定めたのである。
インパは、リンクに6つのクリスタルと1本の巻物を手渡した。その巻物には、「力」「知恵」とは異なる「勇気のトライフォース」が「死の谷」(デス・バレー)の大神殿に隠されていること、大神殿に入るためには各地の6つの神殿の守護神を倒しその先にある石像にクリスタルをはめる必要があることが記されていた。トライフォースの力を用いて初代ゼルダ姫とハイラルを救うようインパから託されたリンクは、再び旅に出ることを決意する。
(引用:リンクの冒険(Wikipedia))
簡単に言うと
前作で魔王ガノンを倒して16歳になったリンクの左手の甲にトライフォースの紋章が浮かび上がって、インパに命令されて6つの神殿の守護神を倒してから大神殿にある「勇気のトライフォース」を奪い、眠り続ける初代ゼルダ姫とハイラル救ってこんかいって話です。
そしてこれは自分との戦い。犯人はヤスってやつ。
そう、この左手の甲のトライフォース!
(画像掲載元:Null Gamer Exception)
(画像掲載元:トライフォース(Wikipedia))
僕はこれに憧れて、母親に頼んで左手の甲にマジックでトライフォースを描いてもらったわけですね。油性だからなかなか消えず、今も左手の甲にしっかり刻まれてるわけです。
ディスクシステムとは?
(画像掲載元:ディスクシステムとは?(任天堂HP))
じゃあディスクシステムって何よ?って話だけど
『リンクの冒険』を語るならディスクシステムについても書かないといけない。
「やればやるほど、ディスクシステム」でお馴染みのディスクシステム。
みんな知ってるよね??
…ディスくん涙目
(画像掲載元:https://commons.nicovideo.jp/material/nc55672)
ディスクシステムはファミコン発売からおよそ3年後に発売されたファミコンの周辺機器です。(ディスクシステムの上にファミコンが乗るカタチになります)
大容量!安価!そしてセーブが可能!
そうです、もともとファミコンのカセットではゲームデータのセーブが出来なかったんですよね
ドラクエとかボンバーマンとか、続きを遊ぶ為にはメモした長いパスワードを見て一文字一文字入力するわけです。荒いドットで表示された文字が「び」なのか「ぴ」なのかがわかりにくく、神経すり減らして入力したパスワードが違うとファミコンを叩き割りたくなるような衝動に駆られていたわけですよ!当時のファミコン少年は。
その場で保存できちゃうのが当たり前の現代では考えられない苦労を強いられてきたわけですよ…ってまあ当時は僕も子供だったからあんまり覚えてないんだけど。
やがて技術が進歩して、ファミコンカセット自体が大容量かつセーブ機能付きになっちゃって、ディスクシステムという夢のマシーンは衰退しちゃったわけですね。
ディスクがあれば500円で他のゲームに書き換えられるという子供に優しい一面もありましたが、僕の中では磁気に弱くひどく脆(もろ)いっていう印象の方が強いです。
その為、ほとんど触らせてもらえなかったのです。
(5歳上の兄が占有してました)
実際、調子が悪くて町に入ったときのロード画面「WAIT」のままいくら待ってもゲームが再開されなくなって進行不能になりました。
というわけで、実は子供の頃はあまりプレイした記憶はないんですが…
やがて高校生になった2004年頃にファミコンミニとして『リンクの冒険』が復刻します!(ミニファミコンじゃないよ!)
↓これです。
こうして子供の頃にプレイできなかった『リンクの冒険』をクリアすることが出来ました!
のちにニンテンドーWiiやWiiU、3DSが発売され、バーチャルコンソールで『リンクの冒険』をダウンロードすることができるようになったので今では珍しくなくなりましたね…
ミニファミコンにも収録されてますしね。
★★★
で、今回
「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」 にて『リンクの冒険』が配信されたわけです。
1ヶ月300円で複数のファミコンソフトが遊び放題ですよ!
オンライン対戦もできちゃう!
今後も毎月違うタイトルが追加配信されます。
ファミコン好きの方にもニンテンドーSwitchはおすすめです!(って宣伝しときます)
『リンクの冒険』のここが好き!
(画像掲載元:ゼルダの伝説Wiki)
だいぶ前置きが長くなりましたが…
『リンクの冒険』の好きなところについて語っていこうと思います!
難易度が高い!
『リンクの冒険』は難易度が高いです!
めっちゃやりがいがあります。
今ではゲームバランスを重視する任天堂ですが、「なぜ『リンクの冒険』は当たり前にならなかったのか?」という公式のインタビューによると、開発中に作り手の腕がうまくなりすぎて難易度が上昇したようですね。
ディスクシステムが発売された頃って、他にもスーパーマリオブラザーズ2とかメトロイドとか初心者ユーザーを置き去りにするような手応えのあるゲームが多かった気がします。
そして『リンクの冒険』は「ゼルダの伝説」の続編です。
ちゃんと謎解き要素があります!
謎解き要素と言うか、ダンジョンが迷路みたいになってます。
カギを探して扉を開けないといけないし、アイテムも入手しないといけない。
もちろん町に繰り出して情報を集めたり、魔法を覚えたりというRPG要素もあります。
その道中で強い敵にやらてしまうわけですね。
アクション性の高さ!
上記の公式インタビュー「なぜ『リンクの冒険』は当たり前にならなかったのか?」を見ると、「ジャンプ突き、下突き、上下の盾防御などのアクションをできるようにしたい」と書かれていますが、まさにアクション性の素晴らしいゲームです。
この「ジャンプ突き」や「下突き」、今ではスマブラシリーズのリンクでは定番のアクションですが、オリジナルは『リンクの冒険』からです。
そしてアイアンナックとの攻防戦ですよね!
(画像掲載元:https://ameblo.jp/kawauso-0622/entry-12410039324.html)
こいつとの攻防戦が最大の醍醐味です。
上で攻撃してきたと思ったら突然下で突いてきてダメージを受けるわけです。
なんとか段差に追いやって、段差の上からしゃがみ攻撃でアボーンなわけです!(?
助走をつけないと高くジャンプが出来なかったり、ジャンプするときにリンクが少し膝を曲げるような細かい動きをするところもよく出来てるなーなんて思います。
音楽やSE(効果音)が良い!
大容量を誇ったディスクシステムはファミコンに比べて音に深みがあります。
なので音楽やSE(効果音)が素晴らしいんですよね〜
剣先から出るビームの音とか、扉を開けたときの音とか、魔法を使った時の音とか、もう全てが素晴らしすぎる。
先ほどのアイアンナック戦なんてSEがギャン!ギャン!つって激しい戦いを演出してくれます。
神殿のボスを倒したときなんてズカズカズカズカー!って爆発して、ティルルって鍵が上から降ってきて辺りは静まり返り、鍵を取った瞬間にデン、デレレレン〜♪とBGMが再び再生されるわけですよ!いや〜この演出、たまらん!(全っ然伝わらん!)
神殿のBGMが本当にいいですよね〜
そして最後の大神殿も!
スマブラにも採用されてますよね、確か。
それだけ素晴らしいBGMなわけです。
レベルアップ時の音とか、妖精が現れた時の音とかも良い!
上げだしたらキリがないです。
雰囲気が怖い!
リンクの冒険ってなんか怖いんですよね。
当時、まだまだ子供だったということもありますが…
ゼルダの伝説シリーズでは「ムジュラの仮面」が「今度のゼルダは怖い」とされていたようですが、やっぱり一番怖いのは『リンクの冒険』です!(ムジュラも好きです!)
じゃあいったい何が一番怖いのかって言うとゲームオーバー時の演出。
『リンクの冒険』だけでなく当時のファミコンのゲームって音も単調だったりしてゲームオーバーが怖いゲームは多いんですが…
ハイスペックなディスクシステムで音に深みが出たことによって、リンクが攻撃を喰らった時に「うっ」というようなボイスSEが出るんです。そしてミスした時に画面全体が点滅してリンクの影だけが表示され、何とも言えない不気味な音が流れるんですよ。
それだけでも怖いのにゲームオーバーになると画面が暗くなってヴオォォォォン!というようなガノンが目覚めた雄叫びが鳴るんですよね。これが子供の頃、怖かった。
って、全然伝わらないですよね。
良い映像がないか探してみましたが見つかりませんでした。
変わりに海外版の映像を見つけました。
海外版は日本版とはだいぶ演出が違うようです。
海外版ではミスをすると画面が赤くなり、日本版よりも低く重い音が流れてゲームオーバーになるとブタの怪物ガノンが表示されてワッハッハと間抜けな笑い声が鳴ります。
これはこれで怖い…というか、なんだか笑えました。
まるでスパルタンXのようです。
まあ、若干のトラウマもありますが
この演出の怖さが『リンクの冒険』の良さなんです。
その他
その他、ピックアップするまでもない思い出や小ネタなど
俺の名はエラーだ…
(画像掲載元:JapaneseClass.jp)
ゲームの序盤のある町で、「オレノナハ エラー ダ・・・」っていう謎の男がいるんですけど
当時、我が家で使っていた石油ストーブが換気を怠ったりするなど事あるごとにピーピー鳴って「Error 1」って表示されるんですよね。「Error」とはもちろん誤りとか失敗とか、機械の故障なんかを表す単語です。
で、この男
何も聞いてないのに「オレノナワ エラー ダ」って…いやどんな名前やねん!ってゲラゲラ笑っていました。(子供の頃の話ですよ!)
しかしゲームを進めるとバグという名前のキャラが出てくるので、この男の名はまさにErrorだったんですね。大人になってから知りました。
ロトの墓がある
(画像掲載元:これはヤバイ!ジブリやディズニーの怖い都市伝説)
あまりにも有名すぎますが知らない方のために一応紹介!
『リンクの冒険』にはドラクエ1,2の勇者ロトの墓があるんです!
しかもコラボとかそういったことでもなく完全なスタッフの遊び心。
当時はドラクエをプレイしていなかったからロトの存在は知りませんでしたが、このお墓だけは「ユウシャ ロト ココニネムル」と不自然に表示されるので何となく覚えていました。
ちょっと寄っていかない?
(画像掲載元:任天堂HP)
『リンクの冒険』には、町にて家の前をウロウロしているお姉さんがいて話かけると「チョット ヨッテ イカナイ?」と言われて家の中に入ると…なんとライフを全快にしてくれるんです!
いやいやリンクさん、中で何されたんですか??
家にいる間は「……」とだけ表示されて無言ですが
「むしろ体力消耗しちゃうんじゃない?」なんて今も実家にあるボロボロの攻略本に描かれた漫画のネタにされているシーンですが、当時は子供過ぎて何の疑問もわきませんでした。
もう30年以上も前のゲーム、宮本茂さんやゲーム界のレジェンド達も若かったっていうことでしょうか。
メトロイドもスコアによってスーツを脱いだサムスの水着が見れたりするし、今の任天堂じゃ考えられないネタが見られる点も興味深いですね。
続編を希望!
ここまでいろいろ語ってきましたが、とにかく何が言いたいのかと言うと任天堂さんは直ちに『リンクの冒険』の続編を作りやが…ってください!ってことです。
この記事を書くにあたりウィキペディアを見たら、スーファミで続編が開発中止になったってあるけどマジかい!
ニンテンドーSwitchの「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」で「ゼルダの当たり前」を見直したなら、『リンクの冒険』の続編が出ることを「当たり前」にしちゃいましょうよ!
そろそろ横スクロールのゼルダの伝説、作りたくなってきたでしょ?
マジで続編お願いします!
手応えのあるアクションゲームを待っております。
終わりに
というわけで、『リンクの冒険』を好き勝手に語り、続編の開発まで希望してしまいました。
『リンクの冒険』、本当に良いゲームです。
自分にとっては思い出補正が強いゲームですが、それだけ思い出した時にまたプレイしたくなるゲームのひとつなんです。
まだプレイしたことがない方、昔遊んだことがある方もこの機会にプレイしてみましょう!