今ではWii→WiiU→Switch、PS2→PS3→PS4とゲームの次世代機が発売される流れは普通のことですが、ファミコン=テレビゲームだった時代にファミコンからスーパーファミコンへの移行がどれだけ衝撃だったかということを当時を思い出しながら語ってみたいと思います。
スーパーファミコンの到来
スーパーファミコンが発売された1990年、僕は小学校1年生、完全なるファミコン少年でした。もう毎日ファミコンで遊んでいました。
そんな自分にとってテレビゲーム=ファミコンです。おそらく世間でもそうだったと思います。当時はPCエンジンやスーファミより先に16ビットで勝負を挑んだメガドライブの存在を知りませんでした。
そんな時代にどうやらファミコンが進化したスーパーファミコンが発売されるらしいと聞いてワクワクしたけれど少し戸惑います。
ゲームはファミコンが全てです。子供だった僕にはゲーム次世代機という概念がありません。このまま永遠にファミコンが続くのかと思っていました。
1990年11月21日、スーパーファミコン発売。
しかしまだ僕の家にはスーファミは来ません。
先に購入していた友達の家で、未来のゲーム機スーパーファミコンを目の当たりにすることになります。
奥行きを感じる圧倒的なグラフィック!
友達の家では定番のスーパーマリオワールド(マリオ4)がありました。
そこで初めてスーファミのグラフィックを見ました。
奥行きがある!!!
何というか、画面に奥行きがあるんです。
奥行きを感じるんです!
当時は「奥行き」なんて言葉も知らなかったけど、立体感や臨場感を感じたんです。
うまく説明出来ないけど、背景の絵のスクロールスピードを遅くすることで奥行きを表現していたんです。…っていうのを子供ながらに肌で感じて衝撃を受けました。(いやマジで
のちにプレステから3Dグラフィックに変化したり、64(ロクヨン)で圧倒的な箱庭ゲームが生み出されたり、PS2、PS3とゲームはよりリアルに進化を遂げますが
これほどの衝撃は後にも先にもなかったと思います。
複雑なコントローラー
今のゲームユーザーにスーファミのコントローラーを扱えない人はいないでしょう。
しかし当時のファミコン少年は十字ボタン、AとBボタン(とスタートとセレクト)のみのファミコンコントローラーに慣れきっています。ファミコンのコントローラーからYとXボタン、上方にはLとRボタンが追加されたスーファミのコントローラーには戸惑いました。
マリオで言うと今まではBダッシュでお馴染み、Bボタンを押しながら進むと早く移動ができ、Aボタンでジャンプ!…これでなんとかなるのですが
スーファミではBではなくYボタンで早くなります。ジャンプはBボタン。
Aボタンは特殊な回転ジャンプ。つまり基本的にはYを押しながらBボタンのジャンプを駆使してプレイしていくことになりますが…これがすぐに理解できず操作に苦しみます。(Xボタンは不要、LとRは画面のスクロールだったかと思います)
気づけばスーファミのコントローラーにも慣れちゃって、のちのストIIでは問題なく操れちゃうんですが、コントローラーの進化で戸惑ったのは64(ロクヨン)でもゲームキューブでもなく、後にも先にもスーファミのコントローラーだけでした。
プレステのLRボタンが2つ付いたところは少し戸惑ったかな?まあ64の3Dスティックも衝撃でしたけどね。
WiiやDSは特殊だけど直感的だから問題なし。
スーファミが我が家にやってきた!
そしてスーファミが発売された年の翌年、正確な時期は覚えていませんが恐らくお年玉を兄弟で分け合いながら購入したものと思われます。
買いにいったゲームショップで、僕らより前にスーファミを買っていた女の子が「やったぜ!」ってしたり顔で言っていたのを覚えています。
もちろんマリオワールドを買いました。
夢中で遊びましたね。めっちゃ面白かったです!
兄は街を作るゲーム、シムシティーで遊んでいました。
難しそうで子供の自分にとっては地味なゲームなので、横でただ見ていましたね。
その後たくさんの名作が生まれるわけですが、語り出したら止まらないのでやめておきます。
終わりに
サウンドも進化していますが、やっぱりあの奥行き感とコントローラーの衝撃は忘れられません。
そしてまさか27年の時を経て、スーファミが小さくなって復活するとはね!
今の若いゲームユーザーからしたらスーファミなんて古臭くてとても遊べたもんじゃないのでしょうか?僕は普段、スーファミどころかファミコンすら現役なんですが…
スーファミはほんとに名作だらけです。
たまには当時を思い出しながら懐かしい気持ちで(新鮮な気持ちで?!)遊んでみて下さい!