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井上雄彦『リアル15巻』を読んだ感想!

スラムダンク、バガボンドの作者井上雄彦先生が『リアル』の最新刊(15巻)を読んだのでサラッと感想を書き残しておきます。

 

『鬼滅の刃』もいいけど、みんな『リアル』読もうよ!

 

※ネタバレ含みます

 

野宮と高橋

決して仲良しコンビでもない、お互いにとってどうでもいい存在のはずなのにちょいちょいエンカウントしてしまう二人。今回、何と言っても二人が出会ってまだ仲が良かった?頃が描かれていることにワクワクしてしまいました。

高校へ入る前にお互いのバスケのうまさを認め、認識していた二人が偶然にも同じ高校で出会ってしまうあたり最高でしょ?しかしバスケ物語はうまく進まず…

 

思えば中学、高校と最初はよく喋ってたのに気づけば話さなくなったり疎遠になったりすることって誰しも経験してますよね?そんな感覚を思い出しました。

 

で、なんやかんやでこの二人、目標がはっきりしているとちゃんと努力できる人達なんですよね。人生の方向がおかしくなってしまう時期も一緒、意外にも多くの共通点を持つ二人でした。

 

ただ、父親がいないという(高橋から見て)恥部を平気で晒す野宮を認めたくなくて、仲違いしてしまったんですね。

 

急に体育館に現れて、高橋の無様な姿をおもむろに写メしちゃう野宮がかわいいです。

 

まあいけすかないイケメン高橋くんのことは嫌いだけどさ、この二人の関係性は面白いですね!

 

野宮の母ちゃん初登場!

今回、野宮の母ちゃんが登場しましたね!

あんなにちゃんと登場したのははじめてちゃうかな?

 

(出典:井上雄彦『リアル15巻』)

 

それにしても若くて綺麗なお母さんでしたね。

てか野宮もまだ19,20くらいでしたっけ??

 

幼い頃に父親が出て行ったってことですが、母ちゃんはどんな仕事をしてなぜいつも海外旅行へ行っているのだろう…??

 

三銃士

リハビリ仲間の花咲くんとスコーピオン白鳥。

 

車イスになろうが努力しようがまだまだ高校時代のいけすかない表情を出す高橋ですが、この三銃士が揃った時の高橋はその表情が消えるので好きです。本当にいいトリオ!

 

花咲くんが三人の頂点ってところがいいですね!

そして高橋の努力する姿を見て花咲くんもトレーニングを頑張るっていうね。

 

安積かわいい!

この72ページのカラーの一コマ!

髪を搔き上げるしぐさの安積がめっちゃかわいくないスか!?

 

(出典:井上雄彦『リアル15巻』)

 

そして高橋にちょいちょい絡んでくるドリームスのマネージャーの女の子もなんか好き。

そんなマネージャーに嫉妬するふみかはブスだけど、素直で心は誰よりも綺麗ですよね。w

 

(出典:井上雄彦『リアル15巻』)

 

 

変わり始める高橋

物語を通して少しずつ成長していく高橋ですが、「ローポインター」に興味を持ちはじめました。

 

車イスバスケにおいて「ローポインター」というポジションは詳しくは知らないけど、障害が重い選手が死に役となって敵にスクリーンを掛けたりと地味で目立たない(しかもしんどい!)仕事をし、味方選手にシュートチャンスを与えるという役割だと思います。

 

プライドが高く個人でシュートばかり狙っていたであろう高橋がこの「ローポインター」としてどう成長するかが楽しみですね!

 

野宮もまだまだ伸び代があるとのことですが、バスケ選手として日の目を見る日はくるのでしょうか??

 

愛される野宮

煙たがられてしかも事故の被害者である夏美から夢である漫画家の受賞(デビュー?)の連絡が来たり、その直後には戸川から「お前も練習に来い」って電話がきたりとなんやかんやで愛されてる野宮が面白いです。

 

地味にお互いがお互いを支えあったり、良くも悪くも影響を与えながら人生を歩んでいく姿が描かれているところがこの漫画のいいところですよね!

 

終わりに

そんなわけで15巻の感想でした。

 

車イスの高橋に絡んできた不良(?)、めっちゃひどいことをしますね。

この漫画って結構悪いやつが出てきますよね。つーか忘れちゃいけないのが野宮も暴力的な悪いやつですからね。(はたから見たら)

 

暴力はいけません!

 

それはともかく、次の16巻が出るのは何年後になるのでしょうか??

ハンターハンターを含め自分が好きな漫画ってなぜこうも休載が多いのか…