ネタ

もしもタイムマシーンで10年前の自分に会いに行ったら…

2019年。現在34歳。

 

もしこの世にタイムマシーンが存在し10年前に戻ることができたなら、過去の自分に何を伝えるのだろうか…?

 

 

 

24歳の俺「ふう、今日も仕事が終わったー」

 

34歳の俺「おい」

 

24歳「だ、誰だお前は…!?」

 

34歳「10年後のお前だよ」

 

24歳「10年後の、俺?(これが30代の肌か…)」

 

34歳「仕事は楽しいか?」

 

24歳「もちろん」

 

34歳「そうか。しかしお前は『海外に行きたい』という淡い夢を描いているだろう?」

 

24歳「うん…」

 

34歳「お前はやがて、オーストラリアに1年間ワーキングホリデーに行くことになるぞ」

 

24歳「マジか!」

 

14歳「こ、ここはどこ…??」

 

34歳「(14歳の俺も来たか)おい、14歳の頃の俺!俺は20年後のお前だ!お前が夢中で読んでるハンターハンター、まだ連載終わってないぞ!」

 

14歳「!?」

 

34歳「やがて長引く休載に苦しめられることになる」

 

14歳「何言ってんだこいつ?」

 

34歳「そして24歳の俺!お前がひそかに恋心を抱いているその女性と付き合うことになるぞ」

 

24歳「な、なんだってー!!」

 

14歳「俺にも彼女が出来るのかー」

 

34歳「ちなみに付き合うのは5年後だ」

 

24歳&14歳「5年間何やってたんだよ!」

 

34歳「だからさっさと思いを伝えろ。ちなみにワーホリは7年後だ」

 

24歳「遅い!」

 

34歳「さっさとお金を貯めて行け!」

 

24歳「ん?ということは…英語は喋れるようになるの??」

 

34歳「ならん!」

 

24歳「…。てか、お前は今何やってんだよ?」

 

34歳「フリーターだ」

 

24歳&14歳「クズ!!」

 

44歳「おい34歳の俺!」

 

34歳「な、何!?」

24歳&14歳「こ、これが44歳の俺…!?」

 

44歳「おまえ、『ブログで稼ぎたい』ってバカな夢を見ているな?」

 

34歳「あ、ああ…」

 

44歳「いいぞ。そのまま続けろ!お前のブログは奇跡的に大ヒットしてブログの収益だけで暮らせるようになる。それどころか、そのお金を元手に始めたビジネス、不動産投資全てが大成功。今では海外旅行も自由に行けるようになるぞ!」

 

54歳「待て!」

 

44歳「!?」

34歳&24歳&14歳「ご、54歳の…俺?」

 

54歳「騙されるな!やつ(44歳)は嘘を付いている。ただの現実逃避だ!」

 

34歳&24歳&14歳「!!」

 

44歳「クッ…」

 

54歳「お前たちは『いつか成功する』なんて思っているだろう…しかしその”いつか”は永遠にやってくることはない。54歳になった俺は婚期を逃し、嫁ももらわず生涯孤独。世の中の単純労働は完全にAIに奪われ、この歳ではもう就職先はない。そして34歳の俺、今もまだそのワンルームに住んでいるぞ」

 

34歳「な!?」

24歳&14歳「…」

 

54歳「人の幸せというのは結局、ちゃんと就職して仕事をし、結婚して子供を産み育てるのが一番なんだ。『好きなことで生きていく』とは才能のある人間のそれでしかない。凡人が見てはいけない夢なんだよ。悪いことは言わん、現実を見よ。今すぐ就職先を探せ」

 

64歳「ちょっと待てーい!」

 

44歳&54歳「64歳の俺だと!?」

 

34歳&24歳&14歳「心なしかファンキーだ…」

 

64歳「好きなこと、どんどんやっちゃいな!日本は2040年、世界に大幅な遅れをとってようやくベーシックインカムが導入される。安定した生活が確保されたことによりリスクなく挑戦することが可能になり国全体の生産性が上がるのだ!(ま、国境なんてあってないようなものだがな。

しかし、『これが現実』と自分に言い聞かせ我慢して働いてきた連中は無気力になり路頭に迷うことになる。まるで死んだ魚の目だ。

最後に勝ち残るのはバリバリ挑戦してきた経営者と、フラフラ好きなように生きてきた俺みたいな奴。箸にも棒にもかからなかったものが全てうまくいくようになる。まるでオセロがひっくり返るようにな!今夜も若いチャンネーとザギンでシースーよぉ!」

 

44歳&54歳「ほ、本当なのか…!?」

34歳&24歳「(なんとなく古臭い…)」

14歳「(じじぃにならないと成功しないんかい!)」

 

64歳「おうよ!だから4歳の俺!いつまでも大好きなゲームで遊んでていいぞ〜」

 

4歳「?」

俺達「いたのか!」

 

74歳「浮かれていてはダメだ」

俺達「!!」

 

64歳「何!俺はこの先、失敗するのか…?」

 

74歳「いや、ワシは今も変わらず楽しい人生を送っておる。しかし…ワシの命はあと半年じゃ」

 

44歳&54歳&64歳「な…!」

34歳「”人生100年時代”じゃなかったのかよ!!」

 

74歳「”人生100年時代”、懐かしい言葉じゃな。科学技術は想像を遥かに越えて進歩し、今では大概の病気は治せる。人類の平均寿命も伸び続け、150歳を越えてもなおピンピンしとる人は多い。しかしそれは健康寿命を伸ばしてきたものだけ。ワシは貧乏な時代でも健康には気を使ってきたはずじゃ。

しかし急激に成功してしまった60代、今までのタガがはずれ酒池肉林を味わったワシは身体を壊してしもうた…

 

時代がどれだけ進んでも人は歳を取る。やがて人間の寿命は二極化していくんじゃ…」

 

64歳「そうか…気をつけないといけないな」

 

74歳「もう遅い」

 

俺達「!?」

 

74歳「お前たちは気づいていないかも知れないが…ここはもう違う世界線。タイムマシーンを1度でも使い出会ってしまったワシらの運命は変えられん。ワシらは74歳で死ぬのじゃ」

 

俺達「な、なんだってー!!!」

 

34歳「それがシュタインズゲートの選択か!」

14歳&24歳「?」

 

 

??歳「いや、まだ生きておるゾ」

 

俺達「な…!今度は84歳の俺(ワシ)か??」

14歳「み、見た目が俺にそっくりだぞ!?」

 

??歳「84歳のオレは死んでたよ。94歳の頃もな。そうだな、定説通りに生きていたらオレは104歳ということになる。しかし、我々にもはや齢のガイネンは存在しない。

人に対する遺伝子操作、全世界で定められたはずの禁忌。しかし、我々の好奇心は止まらない。人類は再び開けてしまったのだよ、パンドラをな。全てのチツジョの乱れ、人工知能対人類、人工知能との融合、人は人でなくなり、星はホシでは無くなった。ということです。」

 

14歳「何言ってんだこいつ?」

 

 

ピカッ!

 

俺達「うっ…、光の正体がつかめない!?」

 

 

??? 『(モウ オカエリナサイ ミニクイ チキュウジンタチトトモニ)』

 

俺達「こ、心の中に直接…!?」

 

 

 

ホロビナサイ

 

 

俺達「うわ〜〜〜」

 

 


 

ガバッ

 

( ゚д゚)ハッ!夢か・・・

 

 

よし、ブログを書こう カタカタ ( * ̄▽)o”_/|

 

 

こうして今日もまた、現実逃避なブログ記事が生まれるのであった 完