ネタ

女友達からネットワークビジネスに誘われた時の話

大学を卒業して数年後の話…

 

卒業後、それぞれ別の道を歩んでいましたが僕たちは数ヶ月に1回飲み会を開くほどの仲が続いていました。

 

次は大阪の梅田で飲み会。

 

またみんなと会えると思って楽しみにしていましたが、数日前に飲み会に参加する女友達からメールが来ました。

 

「飲み会の日、早めに会ってお茶しない?」

 

ん??

珍しいな〜

 

学生時代の知り合いとは言え独身20代中盤の男女であります。

って、その子が僕を男として見ているとは思ってはいなかったけど、「まあ少しは興味を持っていてくれてるのかな〜」なんて思いこれを承諾。

 

ちょっとドキドキしながら当日を迎えるわけですが

まさかあんな展開になるとは思いませんでした…

 

紹介したい人がいる

飲み会当日のお昼過ぎ。

 

約束の場所に向かうわけですが途中でその女友達からメールが来ます。

 

「もう着いてる?」

 

「いやまだだよ。今向かってる」と返信。

いや〜飲み会前の二人の秘め事。ドキドキしちゃうな〜

 

 

「今日は紹介したい人がいるんだけど」

 

は?紹介したい人??

 

何それ?よくわからないけど「俺に見合う人を女友達の目線から紹介してくれるのかな〜」なんて思いました。←

 

 

「その人、見た目は若いけど年齢のこと聞いちゃダメだよ!笑」

 

 

(゚Д゚)ハァ?

 

見た目は若い?年齢??

 

何それ?年上なの?てかおばさんなの??

 

おいおい雲行き怪しくねーか?ってことでいろいろ質問してみるも「その人はたぶん40代前半」「仕事関係の話だよ」とちょっと要領を得ないやり取り…

 

 

「うわ〜失敗したな〜」

(今までの俺アホみたいやないか)

 

と思うも後の祭り。

今さら後には引けません。

 

 

で、約束の場所で女友達と合流。

カフェに入ってなんか「10億あったら何をしたいか?」みたいな話しを聞かされた気がします。

 

そしてお待ちかねの美魔女登場であります!

 

美魔女からネットワークビジネスの説明をされる

噂の美魔女到着。

 

確かに美人。

化粧のノリも良く紅いルージュが良く似合う!

 

 

…ここからの話しはあまり覚えていません。

 

「◯◯さん(女友達)、そうか〜そうなのか〜」と思いながら苦痛の時間を過ごしました。

 

「ネットワークビジネスはご存知ですか?」と聞かれて、この頃は正直よく知らなかったんだけど「なんとなく関わったらいけない」くらいの判断はできました。

で、「知らない」って言うのは(なぜか)アホっぽいと思ったので「知ってます」と答えたら

 

「どんな印象ですか?」みたいにどんどん質問されて、本当は何も知らなかったから「い、いや、あんまり知らないけど、と、とりあえず名前だけは知ってます…」ってアワアワしてたことは覚えています。(つーかこんな場面、周りに人がいるのにほんま恥ずかしかったわ!)

 

そのあとは「不労所得が〜」とか、「所ジョージが〜」とか有名芸能人の名前を出してきたり、「『金持ち父さん貧乏父さんが』〜」と本のタイトルが出てきたりします。

 

出たよ『金持ち父さん貧乏父さん』

 

この本自体はいろんな成功者がオススメしているし悪くないと思うんだけど、この時の経験から『金持ち父さん貧乏父さん』のワードが出てくると警戒するようになりました。

 

 

その後もパンフレットに載ってるどこぞの偉い社長さんだか会長さんだかの写真とその人が住んでいる豪邸みたいな写真を見せられてとにかく”成功者”のイメージを叩きつけてくるわけです。

 

本当は「興味ないんで」って一言投げ捨てて席を立てばいい話しなんですが、その女友達の手前それはできませんでした。(というかビビりなんでできません)

 

で、セミナーだか説明会だかの話しになって、そこにその界隈の偉い人が来るとか来ないとかでその女友達も「私まだその人に会ってないんですー」なんて目がキラキラしとるわけです。

 

なんか、うまく言い表せないけど一言で怖って思ってしまいましたね。

人ってこうも周りが見えなくなるのね…

 

そのあと当然のようにセミナーだか説明会の予約を促(うなが)されますが、「家に帰って考えてみます」となんとかその場を切り抜けました。

 

美魔女はその不労所得とやらで奢ってくれればいいものを当然のように500円だけ置いて帰っていきました。

 

こうしてコーヒー1杯分のお金を消費し、不毛で苦痛な時間が終わりました。

 

 

その後、二人で何を話したかは覚えていないけど

飲み会に参加するメンバーと合流しました。

 

どうしたものか…

とにかくこの時はショックでしたね。

彼女にどう対応すればいいのかと…

 

「誰にも言っちゃいけない」という思いもあったけど、耐えきれなかったので飲み会前に一番信頼のおける友達にこっそり打ち明けてしまいました。

 

で、普通に楽しく飲み会が終了してその日の帰り

 

一番仲が良い友達が運転する車の中で、「今日のことを相談するべきか」「これ以上広めるのは彼女にとって良くないのではないか」と頭がグルグルして、「気づいてくれよ」と言わんばかりにため息ばかりついてしまいました…

 

その車中で例の女友達から着信が来たけどこれを無視。

すると「今日の話どうだった?」とメールが。

 

ここでまたため息ですよね。

とりあえず「俺は興味ないかな?」と返信。

 

彼女の偉いところはそれ以上しつこく勧誘してこなかったところでしたね。

(ま、「こいつダメだわ」と思われたかも知れませんがw)

 

 

そんなわけでその日の夜、そろそろ寝ようかと思っていた頃に車で送ってくれた友達から電話がきました。

 

「めっちゃ様子がおかしかったけど何かあったの?」

 

もう自分一人じゃ抱えきれないと思ったから全てを打ち明けました。

 

アホみたいにため息ついてしまったけど、気づいて連絡をくれた友達には本当に感謝しています。

 

仲間内に飛び火

このまま仲間内に広まりそうだし、自分もどうしたらいいか分からないから尊敬する恩師にも相談。「彼女ならそのうち気づく」ってことでそっとしておこうってなりました。

 

が、仲間内でどんどん飛び火していったので、とにかく「彼女を傷つけない」ことを前提にネットワークビジネスの話しが来たら「否定せずに自分の考えを言おう」ってことになったと思います。

 

 

あの日から始まった今回の事件でしたが、トラブルシューター能力が皆無の僕からは離れたところで、頼りになる友達が対応してくれることになりました。

 

その後、どうなった?

最後に対応した男の友達は感情的になるかもしれないので、別の場所で女友達二人が待機って感じだったと思います。

 

これがどう結末を迎えたのかは知りませんが…

 

その後も仲間内での集まりは続きましたし、無かったことになっていますね。

もう数年が経っていますが、彼女は結婚して子宝に恵まれて子育てに追われながらも幸せそうにしているようです。

 

 

みんなほとんど結婚しちゃって以前のように集まることはなくなってしまいましたが、昨年はみんなで集まってBBQしたみたいですね!

 

僕はいい歳こいて独身フリーターなので参加しなかったですw

 

あ、例の美魔女はあの日の数ヶ月後に電車で見ましたね。

その不労取得とやらでタクシーとか自家ジェットに乗って移動すればいいものの、我々と同じ電車移動してるんですね!

 

ネットワークビジネスについて思うこと

ネットワークビジネスそのものはネズミ講とは違い、別に違法ではありません。

 

でも彼女のような夢がありバイタリティー溢れる人を食い物にするネットワークビジネスは憎くてたまりません!

 

いったいどう洗脳して、どういったマニュアルで広めて行くのか…

 

あの日、確信に迫らずどういうつもりで僕を誘ってきたのか

あの時のことを今はどう思っているのか…

 

彼女に対しては何も思っていませんが、少し聞いてみたいという気持ちもあります。

とにかく僕はネットワークビジネスはオススメできません。

 

ネットワークビジネスは以下の動画で詳しく解説されているので、興味がある方はこれを見て判断して欲しいと思います。

 

 

終わりに

ま、ブログで楽して稼ぎたいと思っている俺が偉そうに言えないけどねー

 

ネタにするべき話しじゃないかも知れないけど、こういう経験をしたってことで誰かの参考になれば幸いです!

 

↓アフィリエイトリンク貼っちゃうっていうねw